【保護者必見!】サッカーノートでわかる子どもの成長と課題!?

子どもの成長、あなたは見えていますか?
「最近うちの子、サッカーうまくなってるのかな?」「どこが苦手なんだろう?」
そんなふうに感じたことはありませんか?
サッカーの練習や試合は、ただ見ているだけでは子どもの成長が見えにくいこともあります。
でも実は、「サッカーノート」を使うことで、子どもの技術や気持ちの変化、そして今の課題がぐっと見えやすくなります!
- サッカーノートの役割
- ノートから読み取れる成長と課題
- 親としてできるサポート
- お勧めのサッカーノート

この記事では、保護者の立場から、サッカーノートのメリットをわかりやすく紹介していきますね!
サッカーノートとは?目的と役割を知ろう
サッカーノートとは、練習や試合の内容を、自分の言葉でふり返る「成長の記録帳」です!
「サッカーノート」と聞くと、「うちの子、まだそこまで本格的じゃないし…」と思われる方もいるかもしれません。

でも実は、サッカーノートはプロ選手だけのものではなく、小学生のうちから書く習慣をつけることで、大きな成長につながるツールなんです!
サッカーノートに書く内容
書き方は特に決まりはありませんが、次のことを書いていくのがお勧めです!
- 今日の練習・試合でやったことは何?
- 上手くいったことは何?
- なぜ上手くいったと思う?
- 上手くいかなかったことは何?
- なぜ上手くいかなかったと思う?
- では、次に向けて何を練習したらいい?

このように、ただ記録をするだけでなく、「考える」「気づく」「改善する」というサイクルを回すことが大事です!
❶今日の練習・試合でやったことは何?
今日やった練習や試合の内容を書き出すことは、勉強でいうならば「復習」と同じです!
勉強も復習をすることで、記憶に定着していきます。
体で覚えることも大事ですが、頭にも記憶に残し、練習の内容をきちんと理解することも大事です。
練習の内容を理解することで、動き方、蹴り方、コーチの話しなど、より理解を深めることができるでしょう。
- コーンドリブル(ジグザグ、ダブルタッチ、アウトサイドだけ)
- パス練(早いパスを意識)
- リフティング
- ダッシュ×20本
- 1対1

自分の言葉で書くことで、より理解が深まります!
❷上手くいったことは何?
上手くいったことがあると、子供はモチベーションが上がります!
どんなことでも良いです。パス一つ、ディフェンス一つ、よく走ったなど何でも構いません。
今日の練習、試合を通して、何か一つ上手くいったことがあれば、モチベーションも上がるし、今日のサッカーが意味のあるものに変わります。
- 狙ったところにパスが出来た!
- 練習したフェイントで抜けた!
- 浮いたトラップが上手く出来た!
- シュートを打つことが出来た!

日々の上手くいったの積み重ねによって、子どもはどんどん成長します。
❸なぜ上手くいったと思う?
この質問で、上手くいったシチュエーションを回想させ、上手くいったスキルの記憶を定着させます。
同じシチュエーションの時に、上手くいったスキルと同じことが出来れば、同様に上手く出来る可能性が高まります。
頭の記憶と、体の記憶を一致させておくと、一瞬の判断がより正確に、より速く行うことができるようになります。
- 狙ったところにパスが出来たのは、先日からインサイドパスを何度も練習したから。
- 練習したフェイントで抜けたのは、相手を想像してフェイントの練習をしたから。
- 浮いたトラップが上手く出来たのは、リフティングでボールの中心を蹴る練習をしているから。
- シュートを打つことが出来たのは、どこにボールが来るか想像して、ゴール前に走ったから。

偶然に出来ることは、ほとんどありません。上手く出来た理由を考えることで、論理力も鍛えられます!
❹上手くいかなかったことは何?
「上手くいかなかったこと」は、言い換えると「課題」です。
子どもにとって、「本当はもっとそのスキルを上手くなりたい!」が、「上手くいかなかったこと」と表現されるのです。
- シュートがキーパーに取られてしまった。
- ドリブルで取られてしまった。
- 簡単に抜かれてしまった。
- ターン出来なかった。

子どもが抱えている課題を、保護者が気付くことができますので、この質問はとても有効ですよ!
❺なぜ上手くいかなかったと思う?
この質問は、子どもの言葉で、何がダメだったのか、何が足りなかったのか、上手くいかせるために必要なスキルを言語化させるために使います。
- シュートがキーパーに取られてしまったのは、シュートを打つ前にキーパーの位置を見れてなかったから。
- ドリブルで取られてしまったのは、顔を上げてなくて、相手や周りの状況が見れてなかったから。
- 簡単に抜かれてしまったのは、安易に足を出してしまったから。
- ターン出来なかったのは、パスを受ける前に、首を振って周りの状況を確認できてなかったから。

子どもの言葉で言語化することで、次回への課題が明確になります!
❻では、次に向けて何を練習したらいい?
❶〜❺の質問で回答できていれば、自然と次に向けての対策が出てきます!
- ゴール前でも慌てず、キーパーの位置や重心を確認して、シュートする練習をする!
- 顔を上げて、ボールを見ずにドリブルが出来るように、コーンを使って、ボールを見ずにドリブルする練習をする!
- 簡単に抜かれないように、足先で取りにいくのではなく、体を入れて取るように意識する!
- 首を振る習慣を付けるために、パス練などの練習でも、常に首を振ることを意識する!
❶〜❻の質問、保護者の方は実は仕事のときに、普段から似たような質問(PDCAサイクル)を行なっているかもしれません。

幼少期の頃から、問題の解決方法を、自然に習得できますので、ぜひ活用して下さいね!
サッカーノートを書く理由
書くことで「ただやる」だけでなく「考えてやる」習慣がつきます。
考える習慣は、サッカーの上達に直結しますし、自分で考える力(=自立)も育ちます。
- プレーを振り返るため!
- 思考力、自己分析力を向上させるため!
- モチベーションを維持するため!
- 気持ち(メンタル面)の整理をするため!
❶プレーを振り返るため!
その日のプレーを言語化することで、頭の中が整理され、次の練習につなげることができます。
❷思考力や自己分析力の向上
「なぜうまくいかなかったのか」「どうすればよかったのか」を自分で考えることで、サッカーだけでなく、勉強や生活でも必要な力が育ちます。
❸モチベーションの維持
上手くいったことを記録しておくと、自信につながり、苦しい時も自分を励ます材料になります。
記録を見返すことで、以前とどのくらい成長しているのかが、目に見えて解かるので、「やれば成長できる!」の前向きな気持ちにさせてくれます。
❹気持ち(メンタル面)の整理
悔しかった気持ちや不安もノートに書くことで、気持ちの整理やストレス解消になります。

サッカーノートは、単なる記録帳ではなく、子どもの思考や成長を育てる「心のトレーニングノート」です。プレーの上達だけでなく、自分で考え、行動できる子どもに育つための土台になります!
サッカーノートで見える「子どもの成長」

実は、ノートの中には子どもの成長のヒントがたくさん隠れています!
保護者がノートに目を通すことで、「うちの子、こんなに成長していたんだ」と気づけることも多いはずです!
ここでは、サッカーノートから見えてくる主な4つの成長のポイントをご紹介します。
- 技術的な成長
- メンタル面の成長
- 思考力・自己分析力の成長
技術的な成長
子どもにとって、技術的な成長が一番の喜びです。
サッカーノートには、技術的な内容が一番多く書かれていると思います!
- 逆足でシュート出来た!
- 相手から体を入れてボールが取れた!
- 周りをよく見てターンが出来た!

だんだんと高度な技術を書いていくようになるので、成長を実感できるし、見ていて楽しいです!
メンタル面の成長
嬉しかった気持ち、悔しかった気持ちから、どんなことに課題があるのか、悩んでいるのかが伺えます。
- ミスしても切り替えられた!
- 声を出してプレー出来た!
- 点を取った後も、気を引き締めてプレー出来た!

ポジティブな気持ちになれるよう、サポートしたいですよね!
思考力・自己分析力の成長
「なぜ失敗したのか」「次はどうすればいいか」などが具体的に書かれていれば、考える力・分析する力がついてきている証拠です!
- なぜあのシュートを外してしまったのだろう…
→次に向けて、同じ場所からシュートの練習をしよう! - なぜあの時ターンしなかったのだろう…
→次はターン出来るように、常に首を振るようにしよう!
技術的な成長にばかり目が向きがちですが、実はメンタル面や思考力などの方が重要です!

技術は、継続しさえすれば成長します。なので、継続できるようにサポートすることが、保護者の役目です!
保護者ができる3つのサポート
サッカーノートは、子どもが自分で書くものです。でも保護者の関わり方ひとつで、続けやすさも、効果も変わります。
① 「読むだけ」でOK!無理にアドバイスしない
子どもがせっかく書いたノートに対して、「もっとこう書いたら?」などと口を出したくなるかもしれません。

でもまずは、「書くこと」が大事です!そして「継続すること」!
続けてさえいれば、次第に質は上がっていきます。
もちろん、適切な書き方をした方が、より成果は大きくなります。
しかし、親子の場合、感情的になるがあまり、サッカーノート自体が嫌になってしまうこともあります。

なので私は、「初めは」普通のフリーのノートに書くのではなく、適切なツール(サッカー専用のノート)を使うことをお勧めしています!
ノートに沿って書いていくだけで、ナイスなフィードバックになるので、親があえて書き方を伝える必要はありません。
初めのうちは、「継続すること」が最大のテーマです!
親が感情的になればなるほど、子どものサッカー熱は下がっていってしまいます。
書くことが習慣になれば、自然と子ども自身で考え、必要な項目を追加するようになりますから。

専用のサッカーノートは、フリーの100均のノートに比べると少し割高です。しかし、サッカーノートを継続するメリットを考えれば、格段に投資効果の良いお買い物だと思います!
② 肯定の言葉をかける
「肯定の言葉だけ」かけるようにして下さい!
サッカーノートを書いていれば、子どもが自然と、課題や次に何をすれば良いのかが分かってきます。

子どもは、「分かっていることを指摘される」ことに反発してしまいますもんね!
- 「そこに気付けたのすごいね!」
- 「前より具体的に書けてるね!」
- 「この絵いいじゃん!」
③ 親子でふり返る“ノートタイム”をつくる
練習や試合のあと、数分でも一緒にノートを見ながら話すだけで、悩みを吐き出すきっかけになったりします。
親にしか出せない思い(弱音など)を、サッカーノートをきっかけで話すかもしれません。

親子でゆっくり話すことで、子どものメンタルは前向きに変わっていくこともあります。
おすすめのサッカーノート

サッカーノートを書こうと思っても、「どう書けばいいの?」「何を選んだらいいの?」と悩むと思います。
まずは100均などの「白紙のノート」を買って、親が子どもに書かせようとするかもしれません。
しかし私の経験上、コーチが強制しない限り、白紙のノートでは継続しない子が多いです。
それは、意識の高い子ではない限り、初めのうちはサッカーノートは楽しくないからです。

子どもは、サッカーノートを書いて頭を使うことよりも、もっと体を動かしたいと考えるからです。
毎回「何を書こうかな?」って考えること自体が、子どものストレスになり、継続できなくなってしまいます。
しかし今は、「サッカー専門のノートが存在します」!!
なので、初めは「サッカー専門のノート」から始めることを強くオススメします
「サカイクサッカーノート」
私のオススメは、「サカイクサッカーノート」です!
質問に沿って書くだけなので、小学生など文章が苦手な子でも書きやすいので、簡単に書き進めることができます。
- 質問に沿って書くだけ!
- 1日10分程度。
- 書く内容がわかりやすい!
- 「考える力」と「伝える力」が高められる!

まとめ:ノートは、子どもの心と成長を映す鏡
サッカーノートは、単なるプレー記録ではありません。
そこには、子どもの気持ち、成長の軌跡、そして乗り越えるべき課題が表れています。
保護者にできることは、「そっと見守ること」「認めること」「一緒に感じること」です。

子どもとの限りある時間、ぜひサッカーノートを使って、より楽しい時間にしていきましょうね!